抱き入れる
だきいれる
動詞
標準
文例 · 用例
母の胸ひからびて、われを抱き入れることなし。
— 太宰治 『HUMAN LOST』 青空文庫
医者であっても、開業医ではない村田の「おい、医者を呼んでやれ、医者を――」 とバーテンにいっている声を聞きながら、喜村は、小犬をポケットに抱き入れると、美都子をせかしてバーを出た。
— 蘭郁二郎 『睡魔』 青空文庫
しまいに隆吉を自分の布団の中に抱き入れる。
— 豊島与志雄 『反抗』 青空文庫
それ抱いて、駕へ下ろせ」「重い人だな」 二人がかりで、駕の中へ抱き入れる。
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫
茶堂の外に家臣をぐるりに立たせておいて、この高氏を抱き入れるおつもりだったか、そこもとは、日野|俊基朝臣との大事な秘密を打明けた。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫