腺病質
せんびょうしつ
名詞
標準
being in delicate health
文例 · 用例
髪はまだ下さないで、金襴、染絹の衣、腺病質のたちと見え、透き通るばかり青白い肌に、切り込み過ぎたかのようなはっきりした眼鼻立ち、男性的な鋭い美しさを持つ青年でした。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
六七歳から十二三歳までの聖者は物覚えが好くて、腺病質らしく、ときどき無常を感ずるような素振りがある。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
腺病質のこどもだつた時分に、かういふ夜はよく乳母が寝間着の上に天鵞絨のマントを羽織らせて木の茂みの多い近所の邸町の細道を連れて歩いて呉れた。
— 岡本かの子 『夏の夜の夢』 青空文庫
と言つて腺病質のなま蒼い体質では勿論ないのだ。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
相憎とこの家の家族には結核性が潜んでいて、子供たちは腺病質で神経質だった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「私が少女時代は、腺病質の内気な娘で、情熱は内へ内へと籠らせる性質であったことは、蝶子さんも、私の実家の弟に聞かれたでしょうね。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
かの女の家は元来山の手にあるのだったが、腺病質から軽い眼病に罹り、大学病院へ通うのに一々山の手の家から通うのも億劫なので、知合いのこの根津の崖中の邸へ老女中と一緒に預けられたのであった。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
」と、腺病質で、勘のいい祥子までが、大きい眼を刮って、愛らしく新子に訊いた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
作例 · 標準
彼は幼い頃から**腺病質**で、風邪をひきやすかった。
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**腺病質**な体質のため、無理な運動は避けるように医師から注意を受けている。
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「あらあら、無理しちゃだめよ」と、**腺病質**の子供を心配する声が聞こえた。
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