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馬借

ばしゃく
名詞
1
標準
文例 · 用例
」「あの馬借に往く通だろう。
森鴎外 青空文庫
南の方は馬借から北方の果まで、北方には特科隊が置いてあるので、好く知っている。
森鴎外 青空文庫
私はフランス語の稽古を始めて、毎日夕食後に馬借町の宣教師の所へ通うことになった。
森鴎外 二人の友 青空文庫
安国寺さんを送り出してから、私は夕食をして馬借町の宣教師の所へフランス語を習いに往った。
森鴎外 二人の友 青空文庫
それを見届けて、松屋より二三町先の方、馬借勘兵衛の家へ頼んで、又右衛門は見張る事にした。
直木三十五 鍵屋の辻 青空文庫
(気の毒だがこの宿へ火をつけて、火事だ火事だと騒がせて、その混乱につけ入って、手なずけ連れて来たあばれ者どもと一緒に、民弥たちの部屋へ乱入し、一気に目的をとげてやろう) あばれ者どもはこの宿の附近の、馬借宿に束にして泊めてあった。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
すすけた行燈のともっている、馬借宿越後屋の門口へ、三十郎が姿をあらわしたのは、それから間もなくのことであった。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
着流しで浪人の姿ではあったが、しかし立派な若い武士が、馬借宿などへ来たのであるから。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫