養命
ようめい
名詞
標準
文例 · 用例
人生も芸術も目的はすなはち一つ、養命保身ですな。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
その目的は養命保身、これ天意であり、人生の意味だといふから大真理ぢやないですか。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
たゞの人間どもには人生の目的は養命保身、これが手ごろで、手ごろといふのは大真理でさア。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
酒をのむ、養命保身。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
映画を見る、養命保身。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
戦争と兵隊は養命保身の至極の境地でして、なぜなら戦地における兵隊はあしたの食事の心配がいらない。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
しかるに天妙教が、すなはちその正体は戦争と兵隊でして、持てるものはみんな神様にさゝげる、田を売り払ひ屋敷を売り払ひ全部さゝげる、よつて宇宙を所有する、タイコをたゝいて踊つて、養命保身、深遠なるものですよ。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
酒店もまた養命保身の神域なんでして、持てるものはみんな酒店にさゝげる、よつて宇宙を所有する、お客様の心境をそこまで高めて差上げなきやいけませんや。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫