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上り勾配

のぼりこうばい
名詞
1
標準
uphill grade
文例 · 用例
松しまの入口は、手狭い洒落た造りで、そこをはいると、ゆるやかな上り勾配の地面に砂利を敷きつめたのが、思いがけなく広がり、突き当りに寒竹の茂みがあって、左手が玄関の式台となっています。
豊島与志雄 霊感 青空文庫
〔欄外に〕 ゆるやかな上り勾配になったひろいペーヴメント。
一九三七年(昭和十二年) 日記 青空文庫
河原町の上手を出外れると、やはり一帯は桑畑の中を、路はだんだん上り勾配をましながら川から遠ざかつて行くのだが、左手に迫つてゐる山腹の下方にとりつくと、そこから急に路面も赤土になつて、途中でいくつも屈折した坂路が山を越えて杉倉の方につゞくのである。
田畑修一郎 医師高間房一氏 青空文庫
いくらか上り勾配にかかった様子で列車の速力が落ちた。
宮本百合子 播州平野 青空文庫
ニストリの向桿を立てていた地点は、私が経緯儀を据えていたところから九十ヤードの距離、ジアンドロの佇んでいたところは、さらに三、四十ヤードの距離であったが、烈しい上り勾配の地勢であった。
橘外男 令嬢エミーラの日記 青空文庫
各家は道路から登り階段が続いており、緩やかな上り勾配を作り、庶民が上流社会の食堂を直に覗かないようにしてある。
A Golden Argosy 玉手箱 青空文庫
それに引き更えて先の方は、さのみ焦心りもせず疲れも見せず、また御方のような追手があるのも無関心の態で、たちまち護持院ヶ原を走り抜け、やがてもう牛ヶ淵の濠端から、富士見坂の上り勾配へ差しかかろうとする。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
作例 · 標準
この区間はきつい上り勾配が続くため、自転車は押し歩きになる。
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列車は長い上り勾配を、ゆっくりと力強く進んでいった。
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彼らは上り勾配の道を選び、体力強化に励んだ。
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