飯子
ままこ
名詞
標準
文例 · 用例
島原の乱の時に、島民をアジって一揆に走らせた黒幕の策師たちは、追放のバテレン(神父)ママコスの予言というのを用いた。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
追放のバテレン・ママコスという名は、実際の追放バテレンに該当する名が見当らないが、当時外国人や外国語に全く無縁無智の日本人が、いかにもそれらしいママコスなぞという名をデタラメに発明できようとは思われないから、何かの根拠はある名だろう。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
そして、ママコであるなど考えもしなくなっていた。
— 久坂葉子 『灰色の記憶』 青空文庫
例えば細藺をサギノシリサシ、近頃入って来たと思う竜舌蘭をヌスビトノシリサシといい、こまかな針のある「とげそば」という湿地の草の一名を、ママコノシリヌグイと呼んでいる人もある。
— 野草雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
この草の葉に触れると痒くなるので、あるいはママコノシリヌグイともガモコワシという名があるから、ケヤケヤもまた痒い痒いの意だという人もあるが、この説はまだ十分に安全でない。
— 野草雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
ところが其言葉が次第に不明に歸して、長門の豐浦郡でも東京でママコといふもの、即ち粉を水に和したときに、小粒となつてよく水に交らぬものをサナゴと謂つて居る。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
ママコといふのは只水にゆるめた場合だけの名のやうである。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
ところがその言葉が次第に不明に帰して、長門の豊浦郡でも東京でママコというもの、すなわち粉を水に和したときに、小粒となってよく水に交らぬものをサナゴといっている。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫