言い替える
いいかえる
動詞
標準
文例 · 用例
シラをウブヤと言い替える者はたまたま有っても、たとえば姙婦をシラピトウといい、産婦をワカジラアという類の多くの複合形は、到る処に外来者の耳をそばだたせている。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
これをいい換えると、その最初に私に身を与えたリカ子の中からデアテルミイの効力がだんだん影を潜めて来始めたのだ。
— 横光利一 『鳥』 青空文庫
いい換えると評判を立てたがっているのさ」「あああ評判を?
— 国枝史郎 『首頂戴』 青空文庫
噂といえばよく聞こえるが、いい換えると人の蔭口。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
みずからいうところによると「この二、三年来の私の所謂『毒舌』の集積であって、いい換えると、私の善人振りを証明したものである」という。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
尤もプロレタリアの文学というよりも、もっとルーズに、プロレタリア的な文学だけが解き得る問題だといい換えるべきであるかも知らぬが。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
いい換えると、俳優とはすべての人間が本能的に夢想している一つの行動を身を以て行ってみせ、それが現実の仮感に訴える、そういう職業なのです。
— 岸田國士 『俳優倫理』 青空文庫
でいい換えると、早川はランプの消える前、すでに死んでいたと結論したのです」「……そのストーブの燃えていなかった事を、証明する事実があります。
— 楠田匡介 『雪』 青空文庫