韲
韲
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標準
文例 · 用例
見よ、我艦隊を粉韲く、 電光石火の大魔力※あゝ、 恐るべし。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
ヒラ/\と動く彼方の信號「我こそは音に名高き印度洋の大海賊船なり、汝の新造軍艦を奪はんとて此處に待つこと久矣、速に白旗を立てゝ其軍艦を引渡さば可、若し躊躇するに於ては、我に七|隻の堅艦あり、一撃の下に汝の艦を粉韲すべきぞ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
白雲は低く飛び、狂瀾天に跳る印度洋上、世界の大惡魔と世に隱れなき七|隻の大海賊船をば、木葉微塵に粉韲いたる我帝國軍艦「日の出」と、神出鬼沒の電光艇とは、今や舷をならべて、本國指して歸航の途中である。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
「今夜活動写真を見る.鉱夫の二三人が手に手に持つたハツパを擲げつけると、鉄のやうな巌壁が粉韲せらる。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
二階の座敷牢は粉韲せられて迹だに留めなかった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
日月を切り落し、天地を粉韲して不可思議の太平に入る。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
若し偶然して韲物の中に胡桃の殻でも交つて居らうなら、私は何の気もつかずに、夫をもつい噛み割つたかも知れぬ。
— 薄田泣菫 『茸の香』 青空文庫
それにしても、面白いのは、トルストイがその内部の光景をいつも粉微塵に粉韲しながら、常にその内部の光景に向つて進んで行つた形である。
— 田山録弥 『心の絵』 青空文庫