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打ち守る

うちまもる
動詞-五段-ラ行
1
標準
to stare at
文例 · 用例
打ち守る光が次第に強くなって、眼を抜けた魂がじりじりと一直線に甲野さんに逼って来る。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
退屈の刻を、数十の線に劃して、行儀よく三つ鱗の外部を塗り潰す子と、尋常に手を膝の上に重ねて、一劃ごとに黒くなる円の中を、端然と打ち守る母とは、咸雍の母子である。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
わたくしは、居残っております十人ほどの青侍や仕丁の者らと、兼ねてより打合せてありました御泉水の北ほとりに集まり、その北に離れておりますお文倉をそびらに庇うように身構えながら、程なく寝殿やお対屋の崩れ落ちる有様を、あれよあれよとただ打ち守るばかり。
神西清 雪の宿り 青空文庫
わたくしは、居残つてをります十人ほどの青侍や仕丁の者らと、兼ねてより打合せてありました御泉水の北ほとりに集まり、その北に離れてをりますお文倉をそびらに庇ふやうに身構へながら、程なく寝殿やお対屋の崩れ落ちる有様を、あれよあれよとただ打ち守るばかり。
神西清 雪の宿り 青空文庫
人品、言葉つきも卑しくなく、相当の生活をした女に相違ないが、いくらか、これにはよほど深い事情がなくてはかなわぬとはいえ、なんという気の毒な――と、お多喜は、しばし宗七のことを忘れて、その狂女のありさまを打ち守るのであった。
林不忘 煩悩秘文書 青空文庫
苦しきに堪えかねて、われとわが頭を抑えたるギニヴィアを打ち守る人の心は、飛ぶ鳥の影の疾きが如くに女の胸にひらめき渡る。
夏目漱石 薤露行 青空文庫
男はただ怪しとのみ女の顔を打ち守る
夏目漱石 薤露行 青空文庫
しかしただ黙って自分の背広姿を打ち守るだけで、急に言葉を出す気色はなかった。
夏目漱石 行人 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
to closely defend
作例 · 標準
例句
打ち守る(うちまもる) — 幻辞.com