一輪
いちりん
名詞頻度ランク #36998 · 青空 0 例
標準
single flower
文例 · 用例
たとえば裏の竹藪に蛇が出たとか、蟇が鳴いてるとか、蟻の山が見つかったとか、梅の花が一輪|咲いたとか、夕焼が美しく出ているとかいうようなことを、だれか家人の一人が発見すると、一々それをヘルンの所へ報告に行く。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
タンポポの花一輪の贈りものでも、決して恥じずに差し出すのが、最も勇気ある、男らしい態度であると信じます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
草原には矮小な夾竹桃がただ一輪真赤に咲いている。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
ソロモンの栄華も一輪の百合の花に及ばないという古い言葉が、今の自分には以前とは少しばかりちがった意味に聞き取られるのである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
それは一輪の朝顔の花にしても、ある朝ある家のある鉢の朝顔をある方向からある距離から撮影した具体的の朝顔の花であるのに、文字の「朝顔の花」は時間空間から抽象された朝顔の花であるからである。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
童女は黒地に赤い縞の洋服を着て、右の手に花を一輪もっている。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
どういう訳だか分らないが、あの右の手の何とも名状の出来ない活きた優雅な曲線と鮮やかに紅い一輪の花が絵の全体に一種の宗教的な気分を与えている。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
ただ科学の野辺に漂浪して名もない一輪の花を摘んではそのつつましい花冠の中に秘められた喜びを味わうために生涯を徒費しても惜しいと思わないような「遊蕩児」のために、この取止めもない想い出話が一つの道しるべともなれば仕合せである。
— 寺田寅彦 『科学に志す人へ』 青空文庫
作例 · 標準
野道に名もなき花が一輪だけ咲いていた。
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彼女の髪には、真っ赤な薔薇が一輪飾られていた。
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庭で摘んだ一輪の向日葵を、空き瓶に生けて窓辺に置いた。
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標準
one wheel
作例 · 標準
トラックの後輪が右側だけ一輪パンクしてしまい、路肩に停車している。
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補助輪を片方外して、一輪だけで自転車のバランスをとる練習をした。
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古い荷車から外された木製の車輪が一輪、納屋の隅に立てかけられている。
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標準
full moon
作例 · 標準
雲の切れ間から、煌々と輝く一輪の月が顔を出した。
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秋の夜長、縁側で空に浮かぶ一輪の明月を眺めながら酒を飲んだ。
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波の音だけが響く暗い海を、一輪の月が静かに照らしている。
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