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主思い

しゅうおもい
名詞
1
標準
worrying about one's master's affairs
文例 · 用例
お時の主思いは五郎三郎もかねて知っているので、打ち明けていろいろの内輪話をしてくれた。
岡本綺堂 箕輪心中 青空文庫
甚太夫は喜三郎の顔を見ると、必ず求馬のけなげさを語って、この主思いの若党の眼に涙を催させるのが常であった。
芥川龍之介 或敵打の話 青空文庫
これは恨み累なるお瀧と松五郎を殺して、自分は腹でも切って死のうと云う無分別、七歳になります男の子と生れて間もない乳呑児を残し、年取った親父や亭主思いの女房をも棄て死のうと云う心になりましたが、これは全く思案の外、色情から起りました事で、此の色情では随分|怜悧なお方も斯様になりますことが間々あります。
三遊亭圓朝 霧陰伊香保湯煙 青空文庫
「それにしても、あの主思いな二人の忠節といい、それを出してやられる太夫のお心のうち、昔の鬼王、童三が古事も想いだされて、拙者は思わず貰い泣きをしました」「さようさよう。
森田草平 四十八人目 青空文庫
なるべく二銭五厘の湯銭を活用しようと云う精神からして、かように赤くなるのだろうが、早く上がらんと湯気にあがるがと主思いの吾輩は窓の棚から少なからず心配した。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
実篤で、主思いで、分別家のかれは、自己が今日まで尽したことは、秀吉のためにではなく、清洲会議のとき、信長の正嗣として立てた三法師(秀信)をただ守り立てるためとして――自己を劉備玄徳に遺孤を託された諸葛孔明の心事になぞらえ――ひたすら時節を待って来たのであった。
第十一分冊 新書太閤記 青空文庫
と云って、この真っ正直で、頑迷で、領主思いな土民を、何うしたら血を見ないで追うことができよう。
吉川英治 新編忠臣蔵 青空文庫
「お嬢様ッ……」 主思いな乳母のおたみは、ジリジリと背中の熱くなるのをこらえて、狂わしく、声をふりしぼった。
江戸の巻 鳴門秘帖 青空文庫
作例 · 標準
その老執事は、長年仕えた主人の行く末を案じ、主思いのあまり夜も眠れぬ日々を過ごした。
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若き頃から殿に仕え、主思いの心で数々の困難を乗り越えてきた。
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家臣たちの主思いの気持ちが、国を危機から救ったと言われている。
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