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繙閲

繙閲
名詞
1
標準
文例 · 用例
」 茶山の集を繙閲すれば、宴飲の盛なることは秋冬の交が尤甚しかつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
わたくしは市野|光孝さんの許で其書を繙閲して、刻本の字体を記憶してゐるのみである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
そして今一たび其|巻を繙閲する。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
頃日事実文編を繙閲して、図らずも息軒撰の墓碑銘を発見した。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
葛かつて酒を被り、たまたまその肆に坐し、手に信せて繙閲す。
南方熊楠 失うた帳面を記憶力で書き復した人 青空文庫
況や宗和でなき者の力が、況や仁清に比すべき天才を見出さざる者が、千の辛も万の苦も経験せず、問疑答離の経験もなく万巻の書もとより繙閲せず、しかもただちに彼岸に達せんとするがごときは慨歎に値するとされても仕方あるまい。
――製陶上についてかつて前山久吉さんを激怒せしめた私のあやまち―― 素人製陶本窯を築くべからず 青空文庫
しかるに私は今この稿を草する際、かの曾槃の著である『国史草木昆虫攷』の書物がある事を思い出し、早速これを書架より抽き出して繙閲して見たところ、料らずもその巻の八に左の記事のあるのを見出した。
牧野富太郎 植物記 青空文庫