鞍作り
くらつくり
名詞
標準
文例 · 用例
(完)(付)虎が人に方術を教えた事『日本紀』二四に、皇極天皇四年四月、〈高麗の学僧ら言さく、「同学|鞍作得志、虎を以て友として、その術を学び取れり。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
尚細工を古くから馬具細工の意に解して居た証拠は「名歌勝鬨」には、細工小次郎に宛てゝ、鞍作杢作及び其娘お為と言ふのを設けて居るのでも知れる。
— 折口信夫 『愛護若』 青空文庫
これは純粋の雑戸で、熟皮の技術に慣れた高麗人や、百済人などがこれになったのもありましょうし、鎧作・鞆張・鞍作等、その他一切の皮革を扱うもの、みなこれに属する訳です。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
「続日本紀」に、 己巳、京畿諸国鉄工、銅工、金作、甲作、弓削、矢作、桙削、鞍作、鞍張等之雑戸、依天平十六年二月十三日詔旨、雖蒙改姓、不免本業。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
伝説的に最古の仏師と目せられる鞍作の止利が個人の名を残しているだけで、他に一名もわが名を残そうとして仏像や建築に署名した者も居らぬ。
— 坂口安吾 『飛騨の顔』 青空文庫
――昭和十六年秋――鳥仏師 法隆寺の金堂の本尊は云うまでもなく正面に安置せられてある釈迦像であって、作者が鞍作鳥(又は止利)なることは光背銘文によって明らかである。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫