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荒木田

あらきだ
名詞
1
標準
文例 · 用例
荒木田久老の『信濃漫録』の中にも龍麿の説を信用しないようなことを書いております。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
伊勢の御笥作り内人土屋氏は昔槌屋と称え、豪富なりしを悪み数十人囲み壊りに掛かりかえって敗北した時、荒木田守武の狂歌に「宇治武者は千人ありとも炮烙の槌一つにはかなはざりけり」、蛆虫を宇治武者にいい做したのだ(石崎文雅『郷談』)。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
江戸文学は数人の女流俳人、歌人を有し、歴史文学の荒木田麗女の「池の藻屑」「月の行方」などが、源氏物語を模した文体でかかれた歴史物語としてつたえられているだけである。
宮本百合子 婦人作家 青空文庫
間智は宇麻志麻遲命の麻遲に同じく、荒木田守良が鹿龜雜誌富岡氏藏本に麻遲の名の古書に見えたるを擧げて、宇麻志麻遲命の外に神名帳の遠江國佐野郡|己等能麻知神社、近江國高島郡麻知神社、及び中臣壽詞に麻知弱韮由都篁生出とあるを引き、其の釋義は明かならずといへり。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
評論風の仕事でやってみたいのは今そのプランと、荒木田麗子とかいう徳川時代の婦人歴史家の仕事についてのノート。
一九四一年(昭和十六年) 獄中への手紙 青空文庫
此の奥に土蔵が有ってその土蔵の脇は物置があり、其の此方には職人が這入って居るから荒木田があり、其の脇には藁が切ってあり、藁などが散ばっている間をうねって物置へ往って、今香の物を出そうとすると、新五郎が追っかけて来たから、見ると少し顔色も変って何だか気違じみて居る。
三遊亭圓朝 真景累ヶ淵 青空文庫
江戸中期に出た一代の才女、荒木田麗女の才筆をもつてしても、その王朝に取材した歴史物語には、措辭上の狂ひが少なくないさうだ。
ナルシシスムの運命 三島由紀夫 青空文庫
すなわちそれは国学者荒木田久老の説破するところで、この同氏の説はまったく信憑するに足るものと信ずる、よって今左に同氏の説を紹介するが、これは今からまさに百二十一年前の文政四年に出版となった同氏著の、『槻の落葉信濃漫録』に載っている文章である。
牧野富太郎 カキツバタ一家言 青空文庫