水主
かこ
名詞
標準
文例 · 用例
若い人は筑前の出生、博多の孫一と云ふ水主でね、十九の年、……七|年前、福岡藩の米を積んだ、千六百|石の大船に、乘組の人數、船頭とも二十|人、寶暦午の年十|月六日に、伊勢丸と云ふ其の新造の乘初です。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
若い人は筑前の出生、博多の孫一と云ふ水主でね、十九の年、……七年前、福岡藩の米を積んだ、千六百|石の大船に、乗組の人数、船頭とも二十人、宝暦午の年十月六日に、伊勢丸と云ふ其の新造の乗初です。
— 泉鏡花 『印度更紗』 青空文庫
放哉は井泉水主宰の俳句のサークルに加入したが、熱心ではなかったという。
— 尾崎放哉 『尾崎放哉選句集』 青空文庫
三 二度目にこの男と逢いましたのは、それから三日後のことでありまして、名古屋お城下は水主町、尾張様御用の船大工の棟梁、持田という苗字を許されている八郎右衛門というお方の台所口で。
— 国枝史郎 『怪しの者』 青空文庫
三弥も連れず紋右衛門も連れず、一人で立ち出でた尾張宗春、水主町まで歩いて来た。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
その下に水主というものがある。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
私どもの乗った船にも上には船手数人、下には水主が数人居た。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
それらの煮炊万端はもっぱら水主にやらせるので、船手は坐して命令するだけである。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫