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沙煙

さえん
名詞
1
標準
haze near the water
文例 · 用例
沙煙――道の上五尺ほどの高さ、むらむらと沙が捲き立つて行くやうにも見える、淡い霧柱――大臣は、目を疑うた。
折口信夫 死者の書 續篇(草稿) 青空文庫
だから、単に積んだ鉄檻の猛牛に送牛人と称する専門家が附いてえんさえんさと都大路を練ってくところは大した見物だ。
血と砂の接吻 踊る地平線 青空文庫
道々隙があったらば取って押さえんと存じたが、侠客衆のきびしい警護に乗ずべき隙の見えないまま、ここまでうかうか来申したが、これでおいとま仕る。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
また、傍観者自ら代わりておさえんとするも勝手次第なり。
井上円了 妖怪学 青空文庫
その盛んに動くに当たりては、自らこれをおさえんと欲するも、とどむべからざるの勢いあり。
井上円了 妖怪学 青空文庫
その盛んに動くに当たりては、ことさらにこれをおさえんと欲するも、やむべからざるの勢いあり。
井上円了 妖怪玄談 青空文庫
彼は身を守らんと努め、身をささえんと努め、努力し、泳ぐ。
LES MISERABLES レ・ミゼラブル 青空文庫
作例 · 標準
朝霧が晴れると、遠くの湖面には沙煙が揺らめいていた。
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日差しが強い夏の午後、海岸には微かな沙煙が立ち込めていた。
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漁船が通り過ぎた後、水面には細かな沙煙がしばらく残っていた。
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