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賢所

かしこどころ異読 けんしょ
名詞
1
標準
palace sanctuary
文例 · 用例
森厳な賢所のみけはひも澄む。
北原白秋 第二海豹と雲 青空文庫
主人は、今日は孝明天皇祭だから、九時半迄には賢所に集らねばならない日であつたと思ひ出して、時計を見た。
森鴎外 半日 青空文庫
」わたくしは賢所参集所の東南にも一株あつたかと記憶する。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
鴎外はこれに附記して、自分は賢所参集所の東南に一株あったと記憶するといっている。
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫
そんなわけで、賢所の前庭に植えてあったのであろう。
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫
きのふと變り、庭上に嚴めしい威儀の士の列立や、華麗な鉦鼓の設けこそなけれ、その中央神樂を奏する舍の三方を、白と淺黄に染分けた斑幔で圍ひ廻らして人目を遮り、神こそは見そなはせと、賢所に面した北の一方だけを開いたのは、更に神祕を深めた感がする。
羽田亨 賢所御神樂の儀 青空文庫
そのまにミシリミシリ堂の廊を一巡してゆくと、神器のある賢所でもあろうか、み簾を垂れた内陣の一隅に夜すがら点っている一|穂の灯が見えた。
帝獄帖 私本太平記 青空文庫
賢所の宝剣と御鏡とは、行宮を落ちて出るとき、帳の帛を裂いて、彼がきびしく背に守っていたのである。
帝獄帖 私本太平記 青空文庫
作例 · 標準
宮中祭祀の折、天皇陛下は潔斎を済ませた後、厳かな足取りで賢所へ向かわれた。
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皇祖神である天照大御神を祀る賢所では、古来より途絶えることなく神聖な儀式が執り行われている。
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新年の四方拝に続き、賢所でも国の安寧と五穀豊穣を祈る祭典が静かに執り行われた。
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ウィキペディア

賢所(かしこどころ、けんしょ)とは、日本の天皇が居住する宮中において、三種の神器の一つであり、天照大神の御霊代(神体)とする神鏡(八咫鏡)を祀る場所。現在の皇居においては宮中三殿の一つである。 近代以前には内侍所(ないしどころ)とも呼ばれた。

出典: 賢所 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0