舞衣
まいぎぬ異読 まいぎ・まいごろも・まいぎん
名詞
標準
clothes worn in traditional Japanese dance
文例 · 用例
その瀟洒な風采は、あたかも古武士が鎧を取って投懸けたごとく、白拍子が舞衣を絡うたごとく、自家の特色を発揮して余あるものであった。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
又 川越えて皷凍らぬ夜をほめぬ千鳥啼く夜の加茂の里びと 又明けては 後朝や雪の傘する舞衣うしろ手見よと橋越えてきぬ 冬川は千鳥ぞ来啼く三本木紅友禅の夜著干す縁に 舞衣五人紅の草履して河原に出でぬ千鳥の中に 嵐山名所の橋の初雪に七人渡る舞衣かな など色々あるが皆とりどりに面白い。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
磯の波うへに真珠を綴りたる舞衣のごとまろく拡がる 踊り子の真珠の飾りを沢山附けた白絹の裳がぱつと拡がつたやうな渚の波であると云ふのである。
— 與謝野晶子 『註釈與謝野寛全集』 青空文庫
御苦労ながら、何ぞ一つ見せてたも」「お恥しい鄙びし手振――なれど御所望賜いますれば、一さしお目を汚しましょう」 お春は静かに次の室へと退ったが暫しして、秋の空を思えとや、紫紺に金糸銀糸もて七|艸を縫った舞衣を投げかけ金扇を翳して現われました。
— 三上於兎吉 『艶容万年若衆』 青空文庫
艶然として微笑みながら、舞衣姿のまま酌をしようとするお春を後目にかけて、呉羽之介は不機嫌に、震える声で言うのでした。
— 三上於兎吉 『艶容万年若衆』 青空文庫
その他「松と藤芸者替紋」の車夫ころしが谷中蛍沢(初音町)、「トスカ」の翻案たる「名人くらべ(錦の舞衣)」が根津清水である。
— 正岡容 『根津遊草』 青空文庫
七月十二日の夜から十三日の暁へかけて摂社みやのめ神社――祭神|天鈿女命ほか二柱――の祭があり、舞人が青摺の舞衣をきて舞ふ。
— 中勘助 『府中のけやき』 青空文庫
「東西、東西、このところお聞きに達しまする浄瑠璃|芸題、「艶姿女舞衣」、語りまする太夫、玉井|春昇、三味線お京、いよいよ、三勝半七酒屋の段、そのため口上、東西東西」 拍手。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
作例 · 標準
巫女が静かに白衣を脱ぎ、神聖な舞衣に身を包んで神楽を舞った。
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資料館で、江戸時代に使われていたという雅な舞衣の展示を見学した。
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舞衣の長い袖が風をはらみ、舞い手の動きに合わせて美しく揺れる。
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標準
costume worn by goddesses and dragon girls
作例 · 標準
龍神の娘に扮した役者が、きらびやかな舞衣を纏って花道から登場した。
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伝説上の天女が着るという、虹色に輝く不思議な舞衣を衣装係が再現した。
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幻想的な照明を浴びて、舞衣の金糸が舞台上で豪華に煌めいた。
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