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小籠

こかご
名詞
1
標準
文例 · 用例
小籠 「コム」は瘤、また小山。
寺田寅彦 土佐の地名 青空文庫
子供が学校が引けると小舟に乗りこんでやって行って、「マイラセ」という小籠に一っぱいか半ばい位いの鰯を貰って来るのだ。
黒島傳治 自伝 青空文庫
やがて、湯道具の入った小籠を左手に抱え、右手に円い金魚鉢を持ったお初が、「あら、父うさん、しばらく」 と、のぼりきらないうちから声をかけてきた。
矢田津世子 神楽坂 青空文庫
そして、「あら、真個にお飼いになるの」と云う間もなく、可愛い二羽のべに雀と、金華鳥、じゅうしまつなどを、持ち運びの出来る小籠で、大切そうに運び込んだのである。
宮本百合子 小鳥 青空文庫
何処かに此 赫きと色とを掬いとる 小籠はないか賢い ハンス・アンデルセンノーウェーで、五月の空気は 薫しくありませんですか?
宮本百合子 五月の空 青空文庫
きよ、愛らしい紅色の繻子張小籠を持って来る。
宮本百合子 火のついた踵 青空文庫
みさ子、卓子の上の小籠から、白い、センター・ピースを出し、ぽつぽつ縫取を始める。
宮本百合子 火のついた踵 青空文庫
依て蕨採りとして出掛て、藁叺を脊負い、手には樹皮にて作りたる小籠を持ち、草鞋はきたり。
関寛 関牧塲創業記事 青空文庫