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青摺り

あおずり
名詞
1
標準
文例 · 用例
かけて言はば今日のこととぞ思ほゆる日かげの霜の袖にとけしも 新嘗祭の小忌の青摺りを模様にした、この場合にふさわしい紙に、濃淡の混ぜようをおもしろく見せた漢字がちの手紙も、その階級の女には適した感じのよい返事の手紙であった。
乙女 源氏物語 青空文庫
母方の叔父である頭中将や蔵人少将などが青摺りの小忌衣のきれいな姿で少年たちに付き添って来たのである。
まぼろし 源氏物語 青空文庫
青摺りが、すつかり真赤になつた。
折口信夫 日本文学の発生 青空文庫
口子の臣は、その時、青摺衣を著て、紅の上紐をひらつかせて居た。
折口信夫 日本文学の発生 青空文庫
貞観供養の記録には舞女装束、唐衣、唐裳、菩薩装束などの言葉が見え、またその材料らしく調布三百二十反、絹八疋、唐錦九尺、紗一疋、青摺衣二領、鞋十足などもあげられているが、弘法滅後の風俗変遷を経た後の貞観時代にどれほど天平の面影を残していたかはわからない。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
そして、薄紅梅に、青摺の打衣を襲ねた裳からこぼれた得ならぬ薫りが、いつまでも、自分のあとを追ってくるような気もちにとらわれた。
吉川英治 平の将門 青空文庫
その臣、紅き紐著けたる青摺の衣二六を服たりければ、水潦紅き紐に觸りて、青みな紅になりぬ。
校註 古事記 古事記 青空文庫
(歌謠番號九九) またある時、天皇葛城山に登りいでます時に、百官の人ども、悉に紅き紐著けたる青摺の衣を給はりて著たり。
校註 古事記 古事記 青空文庫