刳物
くりもの
名詞
標準
utensil made by hollowing out wood
文例 · 用例
その猫背は彼が永年盆や膳を削って来た刳物台のせいである。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
しかし刳物台に坐っているときの彼のなんとがっしりしていることよ。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
彼はまるで獲物を捕った虎のように刳物台を抑え込んでしまっている。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
そこの華厳寺で山僧が昔から刳物をやる。
— 柳宗悦 『全羅紀行』 青空文庫
雲峰の村は智異山の背にあって、古来その木器、刳物を以て名がある。
— 柳宗悦 『全羅紀行』 青空文庫
刳物にはほとんど凡て漆を塗る。
— 柳宗悦 『全羅紀行』 青空文庫
土産物屋の店頭に、粗末な赤や緑で塗った刳物が並んでいる。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
夜、こちらの電燈を消したら、店の灯で、刳物の茄子の影が障子に映った。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
作例 · 標準
職人の手によって作られた刳物は、木の温もりが感じられる逸品だ。
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彼のコレクションには、美しい木目の刳物がいくつもある。
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このお椀は、一本の木をくり抜いて作った刳物だそうだ。
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