撒糸
撒糸
名詞
標準
文例 · 用例
球突場の広間では、ユシュルー上さんとマトロートとジブロットとが、恐怖のため三様の変化を受けて、ひとりは惘然としひとりは息をはずましひとりはほんとに目をさまし、古布巾を引き裂いて綿撒糸をこしらえていた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
綿撒糸と弾薬とをのせた二つのテーブルと、マブーフ老人の死体がのってる一つのテーブルとを除いて、すべてのテーブルは居酒屋の外に投げ出され、防寨に積まれた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
人々は防寨を整え、居酒屋の下の広間を片付け、料理場を野戦病院となし、負傷者に繃帯を施し、床やテーブルの上に散らかってる火薬を集め、弾丸を鋳、弾薬をこしらえ、綿撒糸を裂き、落ち散った武器を分配し、角面堡の内部を清め、破片を拾いのけ、死体を運んだ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
綿撒糸がないので、医者は一時綿をあてて傷口の出血を止めた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
ニコレットは敷き布を一枚ほごして綿撒糸を作った。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
毎日、時によると一日に二度も、門番の言うところによるとごくりっぱな服装の白髪の紳士が、病人の様子を尋ねにきて、手当てのためと言って綿撒糸の大きな包みを置いていった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
綿撒糸を作るにはバチスト織りの布よりも粗悪な布の方がよく、新しい布よりも擦り切れた布の方がよいということを、ジルノルマン氏はどうしても承認しなかった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
お前が負傷してからというもの、いつも泣きながら綿撒糸をこしらえてばかりいる。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫