属物
ぞくもの
名詞
標準
文例 · 用例
「然しビフテキに馬鈴薯は附属物だよ」と頬髭の紳士が得意らしく言った。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
理想は則ち実際の附属物なんだ!
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
爺いさんはもう何代前からか、この家の附属物になつてゐるのである。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
つまり気ばかり立つて体力の萎靡した男性にとつて、個性の確立した女性は負担を感ずる――で強ひてそのものゝ素質を男子の隷属物的なものと観て、自ら心の均衡を得ようとする、その本能に小布施も今や支配され出したのではあるまいか。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
そんなとき、この魅力的で強力な道具を、人は端末などといういかにも何かの従属物といったイメージを持った言葉で呼ぶだろうか。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
古山が一筋に携わってきたソフトウエアは、もはやハードの従属物ではなかった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
四角はどこまでもこの家の附属物かと思う。
— 夏目漱石 『カーライル博物館』 青空文庫
この客観的に非我の関係を明めるにつけて生ずる付属物を intellectual sentiment と云います。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫