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店出し

みせだし
名詞
1
標準
文例 · 用例
四辺には人の往来絶えて、大路の片隅に果物売の媼一人露店出して残りたり。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
店出ししとんのんか」 他吉は毛虫を噛んだような顔をした。
織田作之助 わが町 青空文庫
店出しなとせんと、餓死してしまうやないか。
織田作之助 わが町 青空文庫
と同時に、十年前会った丁稚姿、そして今夜は夜店出し、あたりの賑いにくらべていかにもしょんぼりしている自分の姿が、恥じられてならなかった。
織田作之助 アド・バルーン 青空文庫
私はすぐまた踊りの群といっしょに立ち去って行った文子の後ろ姿を見送りながら、つくづく夜店出しがいやになったばかりか、何となく文子のいる大阪にいたたまれぬ気がしました。
織田作之助 アド・バルーン 青空文庫
それを佐伯は哀しいものに思い、そんな風に毎夜おそく帰って来る自分がまるで夜店出しの空の弁当箱に残っている梅干の食滓のように感じられて、情ないのだ。
織田作之助 青空文庫
店出しの兄弟をもってると知れば、まつ枝も我が主人に肩身も狭まかろう、夜店出しなどするものではない。
織田作之助 俗臭 青空文庫
間もなく夜店出しを止めることにした。
織田作之助 俗臭 青空文庫