大枝
おおえだ異読 おおえ
名詞
標準
large branch
文例 · 用例
思わず飛上って総身を震いながらこの大枝の下を一散にかけぬけて、走りながらまず心覚えの奴だけは夢中でもぎ取った。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
土蔵の横にある大きな柿の木の大枝小枝がまっさおな南国の空いっぱいに広がっている。
— 寺田寅彦 『病院の夜明けの物音』 青空文庫
小屋の中の片側には数日分の薪材に付近の灌木林から伐り集めた小枝大枝が小ぎれいに切りそろえ積みそろえられていかにも落ち着いた家庭的な気持ちを感じさせる。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
七兵衛が指揮の下に、大勢は窟の外へ一旦|引返して、四辺に立ったる杉や樅の大枝を折った。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
思はず飛上つて総身を震ひながら此の大枝の下を一|散にかけぬけて、走りながら先心覚の奴だけは夢中でもぎ取つた。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
巨幹と数知れぬ其の従者共(気根)とは、地球を担うアトラスの様に、怪鳥の翼を拡げたるが如き大枝の群を支え、一方、枝々の嶺の中には、羊歯・蘭類がそれぞれ又一つの森のように叢がり茂っている。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
なぜかと言えば、『東側第七の大枝』という文句は、木の上の頭蓋骨の位置を指すものに決っているし、また『髑髏の左眼より射る』というのも、埋められた宝の捜索に関して唯一の解釈しか許さないものだったから。
— THE GOLD-BUG 『黄金虫』 青空文庫
幹の上部や大枝をちよん切りたるは、移植上已むを得ざるものと見えたり。
— 大町桂月 『越ヶ谷の半日』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア曖昧さ回避
大枝(おおえだ) 大枝山 - 京都府京都市と亀岡市の境にある山。 大枝 (春日部市) - 埼玉県春日部市の地名。 大枝東町・大枝南町・大枝北町・大枝西町 - 大阪府守口市の地名。 東祖谷大枝 - 徳島県三好市の地名。
出典: 大枝 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0