法嗣
ほうし
名詞
標準
文例 · 用例
この事立所に行れて、西本願寺の法嗣光威上人みづから法衣の上に帯刀せる僧兵を率ゐ、正信偈を唱へつつ皇居の四方を練りありきぬ。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
三、血液と制度との混線 東本願寺では去る十四日、第二十五世法嗣光養麿君の得度式を行った、がそれは極めて画期的な意味のある得度式であったらしい。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
しかるときに法王は、これを法嗣会(イタリアの部を見るべし)の共議に付して選定するなり。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
了善上人には御連合も先年|寂滅なされ、娘御お一人御座候のみにて、法嗣に立つべき男子なく、遂に愚僧を婿養子になされたき由申出され候|中、急病にて遷化遊ばされ候。
— 永井荷風 『榎物語』 青空文庫
だから、竜樹の法嗣と自称するものがいかにあっても、提婆の所伝でなければ竜樹の道と考えてはいけない。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
法嗣として、十六哲がある。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
ところがその翌年、大徳寺において玉室の法嗣正隠を出世せしめたので、幕府は厳重その非違を譴責した。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
大淵は、花園妙心寺統の天猷門下で、丹後田辺に大泉寺を開いた戦国の傑僧琢堂の法嗣の一人であった。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫