然り気
さりげ
名詞archaic/formal form of na-adjective頻度ランク #37327 · 青空 0 例
標準
like that
文例 · 用例
即ち然り気なく、諭して曰く、汝若輩、シヽデンキウモンに私淑したりや、金毛九尾ぢやあるまいしと、二階に遁げ上らんとする袂を捕へて、可いぢやないかお買ひよ、一ツ咲いたつて花ぢやないか。
— 泉鏡花 『草あやめ』 青空文庫
」 桂木は疾く媼の口の、炎でも吐けよかしと、然り気なく誘ひかける。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
朝飯の膳に向つた時、女中がさりげない風でたづねた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
しかも表面はさりげなく、普通に会話して居なければならないのである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
春の思ひ出摘み溜めしれんげの華を 夕餉に帰る時刻となれば立迷ふ春の暮靄の 土の上に叩きつけいまひとたびは未練で眺め さりげなく手を拍きつつ路の上を走りてくれば (暮れのこる空よ!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
」 図星指された五郎蔵親分慌ててお光を見ていた眼を外して「いやなーに」とさりげなく言ってのけたが、半次、尚も「嘘ばっかし」 遂に五郎蔵が「実はな半次T「俺の方は 別に何とも……」 思っちゃ居ねえんだけれど……」と云って、へへへ、と嫌な笑い浮べた。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
」と、私はさりげない調子で訊ねかけた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
そして、戸外の薄暗くなる頃まで自分はさりげなく先生との雜談に時を移してゐた。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
作例 · 標準
然り気の態度で、彼はその提案を受け入れた。
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彼女は然り気の目つきで、周囲を静かに見渡した。
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然り気もない返事が、かえって真実味を帯びていた。
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