島木
しまぎ
名詞
標準
bottom part of the upper cross-beam of a torii
文例 · 用例
島木さんの事について何か書くようにとの御手紙を頂きましたので、考えてはみましたが、私は同氏から稀に御手紙は頂戴しておりましたものの、御目にかかったのは前後にただ一度だけ、それも宴会の席上でちょっと御挨拶をしたばかりでありまして、同氏の追憶と云っては別段に申上げるほどの資格も御座いません。
— 寺田寅彦 『書簡(※)』 青空文庫
「島木赤彦」「久保田俊彦」という名前や、また作歌文章などを通して私の自然に想像していた島木さんは、どちらかと云えば小柄な体格をもった人でありましたが、御目にかかってみると私の想像よりはずっと大きい体格のように思われました。
— 寺田寅彦 『書簡(※)』 青空文庫
これは四海多実三の侠気により上梓せられたもので、北原白秋君が序をかいてくれ、島木赤彦君が校正をしてくれた。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
島木君は古典に親しむ者であつたから、わたくしがわざと匹田と下町風の称呼で振仮名をしたのを、匹田と直したりなどした処もあつた。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
十一月天長節日曜と続いたを幸いに矢野は、中島木島らと、日光の紅葉狩りに行った。
— 伊藤左千夫 『廃める』 青空文庫
はじめての作家は「文藝」で、島木健作氏の「県会」木山捷平氏の「掌痕」、「行動」で、寺神戸誠一氏の「農女」、また新作家ではないが窪川鶴次郎氏の「一メンバー」、「新潮」では真船豊氏の戯曲の他は、凡て読み慣れた作家であり、永松定氏の「ハムレツト役者」など愛読した。
— 牧野信一 『月評』 青空文庫
中野重治氏の「村の家」(経済往来)島木健作氏の「県会」(文藝)――村山氏と中野氏のものは、感覚や筆致がフレツシユなために、事件的なことは好く解らぬながらも退屈せずに読めたが、「県会」の渋りきつた沈うつな文章には、終ひにやりきれなくなつて中途で失敬した。
— 牧野信一 『月評』 青空文庫
島木健作、君は癩小説のお株を奪つたものと決闘したまへ次々と君のお株を奪ふもののために十二連発で撃ち給へしかし自分のために最後の一発を残すのを忘れるな。
— 詩集(11)文壇諷刺詩篇 『小熊秀雄全集-12』 青空文庫
作例 · 標準
古い神社の鳥居は、朱塗りの島木が威厳ある姿を見せていた。
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職人が丁寧に手入れした鳥居の島木は、長い年月を経ても美しさを保っている。
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鳥居の島木には、寄贈者の名前が刻まれていた。
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