自律性
じりつせい
名詞
標準
文例 · 用例
知性の自律性はまた、自己自身が作り出したものに対してさえ自由であり得るところに認められるであろう。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
技術の目的は、主観的なものと客観的なものとを媒介して統一する技術そのもののうちにあるのであって、主体の真の自律性は単なる超越でなく、技術の中に入りながら技術を超えているという内在的超越でなければならぬ。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
知性の自律性は合理性として現われる、合理的とは思惟によって自律的に展開され得ることである。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
しかしながら存在と抽象的に対立して考えられる思惟の自律性は真の自律性でなく、客観を我が物とすることによって思惟は真に自律的になることができる。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
行為の自律性もそこに考えられねばならぬ。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
行為の形はその自律性の表現であり、もし行為が自律的でないならば、行為は形をもつことができぬ。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
しかし行為の自律性を環境から離れて単に主体から考えることは抽象的である。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
尤も、真理の基準を単に実践に求めることは、知識の内在的な基準を否定し、その自律性を否定することになるであろう。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫