警保局
けいほきょく
名詞
標準
Home Ministry Police Affairs Bureau (1876-1947)
文例 · 用例
新聞記事は例によってまちまちであって、感傷をそそる情的資料は豊富でも考察に必要な正確な物的資料は乏しいのであるが、内務省警保局発表と称する新聞記事によると発火地点や時刻や延焼区域のきわめてだいたいの状況を知ることはできるようである。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
所が其頃内閣が変つて、著書の検閲が急に八釜敷くなつたので、書肆は万一を慮つて、直接に警保局長の意見を確めに行つた。
— 夏目漱石 『『煤煙』の序』 青空文庫
すると警保局長は全然出版に反対の意を仄めかした。
— 夏目漱石 『『煤煙』の序』 青空文庫
牛飼君も大いに心配してナ、それから警保局長ならと略ぼ相談が纏まつた処が、内閣は俄然瓦解しおつた……」「呀/\ッ!
— 内田魯庵 『貧書生』 青空文庫
」(『文芸年鑑』) 国内における文化統制の具体化は、国際文化振興会の成立以前、既に前年松本学氏が警保局長であった当時、故直木三十五氏や三上於菟吉、佐藤春夫、吉川英治諸氏と提携して「文芸院」設立を目論んだ時から端を発している。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫
一月十七日中野重治と自分とが内務省警保局図書課へ、事情をききに出かけた。
— 宮本百合子 『一九三七年十二月二十七日の警保局図書課のジャーナリストとの懇談会の結果』 青空文庫
菊池寛は「ひかげの花」について、荷風も下手になったといい、「この頃はエロでなくても、傾向がわるいという理由ですぐ切り取りを命ずる警保局が、なぜあんな世道人心を害」する作品を切りとらせないかといった。
— 宮本百合子 『一九三四年度におけるブルジョア文学の動向』 青空文庫
特に言論機関の代表者に対する挙国一致要求は、重ねて警保局の通達となって現われたから、もはやただの懇請や談合ではなくて、国権的命令に他ならない。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
作例 · 標準
戦前の日本では、警保局が警察行政を統括していた。
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歴史の授業で、警保局の果たした役割について学んだ。
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警保局の資料は、当時の社会情勢を理解する上で貴重だ。
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