模品
もひん
名詞
標準
文例 · 用例
恐ろしい人もあったもので、明の頃に既にこういう人があったのであるから、今日でもこの人の造らせた模品が北定窯だの何だのといって何処かの家に什襲珍蔵されていぬとは限るまい。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
つまり模品だということを承知しただけに止まって、返しはしなかった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
それも自分が杜生から得た物を売ったのならまだしもであって、贋鼎にせよ周丹泉の立派な模品であるから宜いが、似ても似つかぬ物で、しかも形さえ異っている方鼎であった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
周丹泉の造った模品はこれで土に返った訳である。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
恐ろしい人も有つたもので、明の頃に既に斯様いふ人が有つたのであるから、今日でも此人の造らせた模品が北定窯だの何だのと云つて何処かの家に什襲珍蔵されて居ぬとは限るまい。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
それも自分が杜生から得た物を売つたのならまだしもであつて、贋鼎にせよ周丹泉の立派な模品であるから宜いが、似ても似つかぬ物で、しかも形さへ異つてゐる方鼎であつた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
周丹泉の造つた模品はこれで土に返つた訳である。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
その佐竹原に、祖父の元の仲間が儲仕事に奈良の大仏の模品を拵えて、それを見世物にしたことがある。
— 高村光太郎 『回想録』 青空文庫