此の君
このきみ
名詞
標準
bamboo
文例 · 用例
此の君、其の肌、確に雪。
— 泉鏡太郎 『婦人十一題』 青空文庫
これからいって、あの林の間を通りぬけ、カロチ教授がどうなったか、たずねてみよう」 このきみょうな国にとびこんで、きみの悪いったらないが、カロチ教授はふしぎに日本語が通ずるので、どのくらい心強いかしれない。
— 海野十三 『宇宙の迷子』 青空文庫
このきみ悪い、白い塔が、ちょうどこの姉の姫の立っていられる窓から、かなたに見えたのであります。
— 小川未明 『黒い塔』 青空文庫
わたしはこのきみょうな動物を生まれて初めて見たとき、なんと名のつけようもなかった。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
」 さすがの小林君も、このきみょうな水の動き方を、どう考えてよいのか、すこしもわかりませんでした。
— 江戸川乱歩 『大金塊』 青空文庫
北見君は、将棋ばんのわきに立って、このきみょうな勝負を見ていました。
— 江戸川乱歩 『鉄人Q』 青空文庫
赤堀鉄州という、このきみょうな老人は、ほんとうに、少女の身のうえを心配しているようでした。
— 江戸川乱歩 『魔法人形』 青空文庫
だからまだ、布告の大礼までにはいたらないが、今日以後は、このきみを以て天子とするという、践祚の礼は、天地の神祇に誓われたわけである。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
庭の一角に植えられた此の君(このきみ)が、風に揺れて涼やかな音を立てる。
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此の君(このきみ)の節の美しさに、いにしえの歌人たちは心を寄せた。
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冬の寒さにも耐えて青々と茂る此の君(このきみ)は、高潔さの象徴だ。
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