夢遊
むゆう
名詞
標準
文例 · 用例
だれが夢遊病者でなく、夢を白日に信ずるだらうか。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
そして夢遊病者のやうに立ちあがり、半ば馳足で川上にある旅館をたづねた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
(野中)(夢遊病者の如くほとんど無表情で歩き、縁側から足袋はだしで降りて)僕も行く。
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
ジョージ・佐野は喪心して夢遊病者のように部屋から出て行きました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
四|列縱隊は五|列になり三|列になりして、兵士達はまるで夢遊病者のやうにそろそろ歩いてゐるのだつた。
— 南部修太郎 『一兵卒と銃』 青空文庫
夢遊病にかかつた人は、自己の行爲に對して記憶を持たず、病氣が治つた後で、その過去の生活と、その半身の自己とをすつかり忘れてしまつてる。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
ウヰリアム・ゼームスの心理學書には、かうした夢遊病者と人格分裂者の實例がたくさん出てゐる。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
すべての酒飮み人種は、一時的の夢遊病者であり、人格分裂者であるのだ。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫