断截
だんせつ
名詞動詞-サ変
標準
cutting
文例 · 用例
夜の界わいを、極度に断截された近代娘たちが、短いスカートと男のような乳房と新しい恋愛教科書によった独立の精神をもった彼女たちが、キャバレットとバーと夜の百貨店へくりだした。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
皺だらけの私の寝室をノックする音がして、暗闇から出た女の手が、楕円形の天井をみつめていた私の目前で葡萄蔓のようにからんで、青いリノリウムのうえにMELINSの扱帯が夜光虫のように円をつくると、私は断截された濡れた頭髪を腕の中に感じて、いつのまにか恋愛のマッフのなかに、ひとときの安息を求めた。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
八月の日光、南風、波濤、 丈余の蕗と虎杖、 パルプと断截機、 燦爛たる楡の微笑、火焔菜と燕麦、緬羊と白樺、驟雨、驟雨、驟雨、 黒とどの原生林、 露人の家々、 ツンドラ地帯の極楽園。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
然るに発露刀一たび彼の心機を断截するや、彼は自ら依怙するところを喪ひたり、仏智はこの一瞬間に彼の中に入り、彼をして照明の心鏡に対せしめ、慚愧苦憂、輾転煩悶せしめ、然る後に自己を寄するところを知らしめたり。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
大きく盆のようなのが、黒々と見ゆる山査子の枝に縦横に断截られて血潮のように紅に、今日も大方熱い事であろう。
— ガールシン 『四日間』 青空文庫
八月十八日(水) 島中君の話では、中央公論社発行の書籍を、さきに警視庁で檢査のため持って行ったが、その結果、僕の本――どの本かは不明――は一部削除、馬場恒吾君のものは「立上る政治家」その他、殆んど全部断截(廃棄)を命ぜられ、下村千秋のルンペン小説のごときも禁止されたと。
— 清澤洌 『暗黒日記』 青空文庫
断截端が僅か内側に彎曲しているので、地面を掘る時に草の根を確実に切断するが、我々が使用する鋤や耨は、そこが反対にまるくなっているから、ともすると根が横にすべって了う。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
イワンは併し、娘の姿に見|恍れているうちに、だんだんせつなくなりました。
— 渡辺温 『イワンとイワンの兄』 青空文庫
作例 · 標準
この木材は、特定の長さに断截されて出荷される。
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工場で金属板の断截作業が行われている。
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複雑な形状の部品は、レーザーによる断截で製造される。
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