妙境
みょうきょう
名詞
標準
beautiful place
文例 · 用例
速過ぎず遅過ぎぬ生命の流れを流して行き得る妙境。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
反対に日本の芸術家等は、昔から多く後者に属し、芸術至上主義的な名人意識で、観照の妙境に到達している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
だから無論先きには先きがあつて、表現の上でも真の妙境に澄みきる迄には中々測り知られぬ幾層の段階を真実に我から苦労して上つてゆく丈の充分の覚悟があつて、初めて成し遂げ得る事と思はれる。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
さうして彼の縹渺たる神韻なるものはさうした妙境の奥にあつて、揺曳する。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
この没我の微妙境の中に真に恍惚として掌を合はせるものは幸である。
— 北原白秋 『「白秋詩集」序』 青空文庫
蓋し天女ここに嘆き、清躯鶴のごとき黄巾の道士が来って、ひそかに丹を練り金を練る、その深妙境をしてここに夢み、或は遊仙ヶ|岡と名づけられたものであろう。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
その奇想の澄明、その繊細巧致を極めたる諧謔味、その霊麗なる純樸味、その他の滋味、光沢の豊かなるおもむきは、古今の東西を通じて独特なる妙境の持主であることは否めない。
— 牧野信一 『彼に就いての挿話』 青空文庫
淡い中に濃い影をつゝみ、原色の中に複雑した色彩を包むといふことは、芸術上の唯一の至妙境に達するものでなければ容易に解することの出来ないやうなものだが、そこまで達することが、動的芸術を作るに於て最も必要である。
— 田山録弥 『動的芸術』 青空文庫
作例 · 標準
画家は、誰もが息をのむような妙境を描き出した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この庭園は、四季折々に異なる妙境を見せる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
雪化粧した山々は、まさに幽玄な妙境であった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash