新湯
あらゆ異読 さらゆ・しんゆ
名詞多音語
標準
clean, freshly poured bath
文例 · 用例
温泉はやはり、新湯に泊まった、去年(四十年)秋、笹子峠のトンネルを崩壊し、石和の町を白沙の巷に化して、多くの人死を生じさせた洪水は、この山奥に入ると、いかばかりひどく荒れたかということが解る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
身綺麗なお爺さんが、只一人位ざっと済したあとは、まだほんの新湯と同じ程に澄んで居た。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
塩原|古町から一里ほど人里放れた山の中を行くと新湯に出る。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
そして透きとほつた新湯のなかで蛙のやうな恰好をして暖まつてゐたが、急に顔色を曇らせて夫人の名を呼んだ。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
宿は新湯の傍、なか/\よい、よいだけ客が多いのでうるさい。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
株を売った真の徳川御家人の一人は、先見の明をほこって、小金貸でもはじめたであろうが、みじめなのは、新湯川金左衛門邦純であった。
— 長谷川時雨 『木魚の顔』 青空文庫
朝風呂の新湯の感触がトゲトゲしいのに反して、仕舞風呂の湯の軟かさは格別である。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
ここは新湯、古湯等の他の温泉場と数町を隔てた谷間の別天地をなしていて、新湯の現代式なのと相違し、全く田舎の湯の宿の気分の漲っているところである。
— 菊池幽芳 『雲仙岳』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日新湯について考えている。
新湯という言葉は日本語で重要だ。
彼は新湯の意味を理解している。
この文には新湯が含まれている。