こます
こます異読 コマす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to seduce
文例 · 用例
土から首を出しかけているときにねえ、鶫の鳴き声が聞えると、ちゅっと、こう首を縮こますのですよ」 老人は焚火の木箸を止め、滑稽に自分の首を縮めて真似をして見せます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
二疋とも千余年を経た妖獣であったが、晋の司空張華の博学多才であることを知って、それをへこますつもりで、少年書生に化けて、馬に乗って出て往こうとすると、華表神が呼び止めて、「君達はどこへ往くのか」 と聞いた。
— 田中貢太郎 『狐と狸』 青空文庫
熱いので一寸手を引つこます。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
(短き鈍劍を拔いて揮り※し)これ、大概で大言を止めぬと、其太鼓面をはりまげて地ん中へめりこますぞよ、は如何だ?
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
楽な方向へクッションのある方へ方へと体をずりこますことで、一層日の光にも堪えぬものとなってゆくのです。
— 宮本百合子 『私も一人の女として』 青空文庫
我等の主人公がどんなに激昂して、彼等を悪党だの、泥坊だの、旅人を苦しめる追剥ぎだのと罵り、果ては最後の審判の怖ろしさまで引合いに出して脅してみても、いっかな、鍛冶屋たちをへこますことは出来なかった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
『他人のことにかれこれ口出しをする暇に、われと我が身のことに気をつけたがよからうぜ、さもないと、煮えつきの蜜飯でその山羊の頸みたいな咽喉をふさいでこますから!
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
しかし彼は「ヨブ記」にない優しさを忍びこます手腕を持つてゐた。
— 芥川龍之介 『続西方の人』 青空文庫
作例 · 標準
「あいつ、甘い言葉で女の子をこますのが本当に上手いんだから」
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巧妙な嘘を並べ立てて、金持ちの未亡人をこます結婚詐欺師が逮捕された。
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「そんなふうに相手をこましてまで契約を取りたいとは思わないよ」
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標準
to give
作例 · 標準
「ほら、お小遣いをこますから、これで好きなものでも買いなさい」
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旅先で親切にしてくれた案内人に、心ばかりの礼をこました。
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「そんなにいい顔をしてチップをこますなんて、景気がいいね」
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