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隔差

かくさ
名詞
1
標準
文例 · 用例
しかし個人に重きを置かない社会にあっては、ヒーローを首肯わない世においては、自他の懸隔差等を無視する平等観の盛んな時代においては、崇拝畏敬の念を迷信の残り物のごとく取り扱う国柄においては、思うほどの功果の出て来ないのはもちろんであります。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
ここに生態の分野が生じ、人間社会の隔差ができ、興る国、亡ぶ国、――千載までの歴史も、天地間一瞬のまに、決定づけられてゆく。
第八分冊 新書太閤記 青空文庫
それにまた、当時ぼくの通勤し初めた横浜船渠の船具部という職場が、ほとんど彼らと隔差のない姿や範囲のものだった。
――四半自叙伝―― 忘れ残りの記 青空文庫
その点で私はつねにこの都市文化と地方文化とのひどく偏った隔差が心に納得いかないで仕方がない。
吉川英治 文化の日 青空文庫