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晶々

晶々
名詞
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標準
文例 · 用例
白馬岳の又の名を越後方面では大蓮華山といっている、或人の句に「残雪や御法の不思議蓮華山」とあるからは、これも一朶の白蓮華、晶々たる冬の空に、高く翳されて咲きにおうから、名づけられたのかも知れない。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
疲労の足を引き擦って、石壁の上に登りついたとき、眼は先ず晶々|粲々として、碧空に輝きわたる大雪田、海抜三千百八十九|米突の高頂から放射して、細胞のような小粒の雪が、半ば結晶し、半ば融けて、大気を含んだ、透明の泡が、岩の影に紫色を翳しているのに、眩ゆくなるばかりに駭いた、南方八月の雪!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
日が出ると、晶々とした白金|末になり、紫水晶末になるのである。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
空には一片の雲なく、日は晶々として美しく照りながら、寒暖計は八十二三度を越えず、涼しい南風が朝から晩まで水の流るゝ様に小止なく吹いた。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
しかも富士は、裾野の雪消に引かえ、上半身は却て、化粧を厚くし、盛んに雪煙をあげて、道を高めた日輪に、晶々と照り映える。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫