幻辞.com

担ぎ手

かつぎて
名詞
1
標準
文例 · 用例
と、その度ごとに担ぎ手の腕が一斉に高く上へ伸びきると、逞ましい万豊の体躯は思い切り高く抛りあげられて、その都度空中に様々なるポーズを描出した。
牧野信一 鬼涙村 青空文庫
所得と云へば、太鼓隊の賽銭箱は、天狗と鎧武者とがその大半を恭々しく頂戴して、残りのものを担ぎ手やら、胴腹の叩き手が分配されるといふ風習であつた。
牧野信一 バラルダ物語 青空文庫
と、その度毎に担ぎ手の腕が一勢に高く上へ伸びきると、逞ましい万豊の体躯は思ひ切り空高く抛りあげられて、その都度空中に様々なるポーズを描出した。
牧野信一 鬼涙村 青空文庫
神社側やミコシの担ぎ手は、人間が企んでやることではなくて、ミコシが自然に走りだすことで、神意だという。
伊達政宗の城へ乗込む――仙台の巻―― 安吾の新日本地理 青空文庫
駕籠はからっぽであっても、人足がついておったら、ぽつりぽつりとどこにいくつ置いてあってもいっこうに不思議はねえが、乗り手もかつぎ手もまるで人っけのねえ気味のわるいから駕籠ばかりがひょくりひょくりと、それもよく考えてみりゃお城のまわりなんだ。
七七の橙 右門捕物帖 青空文庫
彼を輿から落そうと(まったく敵は彼を生捕ろうとしたのである)、かつぎ手を一人一人殺すと、他の者どもが競って倒れる者の肩にかわった。
ESSAIS DE MONTAIGNE モンテーニュ随想録 青空文庫