仏文学
ふつぶんがく
名詞
標準
French literature
文例 · 用例
ボードレエルの仏訳は仏文学の谷丹三が参照した。
— 牧野信一 『ユリイカ・独言』 青空文庫
明治の初期の文学では、江戸末期の戯作者風な作者と黎明期の啓蒙書・翻訳文学が対立したが、尾崎紅葉の硯友社時代には、仏文学の影響やロシア文学の影響をもちながら、作家気質の伝統は戯作者気質の筋をひいていた。
— 宮本百合子 『作家と教養の諸相』 青空文庫
然し自分の見る処では、未だ能く辞句と文章と語格との整頓し得ない文学的作品は、チョーサー以前と以後の英文学の如き、又マレルブによつて改革された仏文学の如きに鑑みて、それは如何程立派なものであつたにしても要するに其の次の時代に来るべき完成品を誘起する準備期の未成品としてのみ専ら価値があるのである。
— 永井荷風 『谷崎潤一郎氏の作品』 青空文庫
―――されば誰か此の人が他日仏文学の権威となることを予想しようぞ。
— 谷崎潤一郎 『青春物語』 青空文庫
私どもが一高へ入った時、若くて死んだ仏文学者の福岡|易三郎君(後の白水社主)が一番で、芦田君はさまで振るわなかったが、学年が進むと共に、河上弘一君と芦田均君が頭角を現わし、爾来卒業まで、この二人が首席を争ったようである。
— 平次読む人読まぬ人――三人の政治家―― 『随筆銭形平次』 青空文庫
この人も専門は英文学でしたが、学の広い人で仏文学にも和漢の文学にも相当親しみをもった人でした。
— 新村出 『鴨川を愛して』 青空文庫
良子は仏文学科の大学院に進学し、俊文は大手の都銀に就職している。
— 太田健一 『脳細胞日記』 青空文庫
私たちが一高へはいった時、一番は、若くて死んだ仏文学者の福岡易之助君(白水社主)だったが、やがて、芦田、川上の両者が、グングン追いこんで、鼻の差くらいで、終始トップを争ったと記憶している。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は仏文学の魅力を語り出すと、いつも時間が経つのを忘れてしまう。
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中世から現代に至るまでの仏文学の変遷をテーマに、卒業論文を執筆している。
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週末はカフェで、お気に入りの仏文学のペーパーバックを読むのが日課だ。
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