止め立て
とめだて
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
restraining (someone)
文例 · 用例
はて、今宵に限つて、何故そのやうに止め立てするのぢや。
— 菊池寛 『袈裟の良人』 青空文庫
そのころ松坂の陣屋に、大御所十番目の御連枝紀州中納言光定公の第六の若君|源六郎殿が、修学のため滞在していて、ふだんから悪戯がはげしく、近在近郷の町人どもことごとく迷惑をしていたが、葵の紋服におそれをなして誰ひとり止め立てをする者もなかった。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
妻には妻の道、母には母の道、臣下には臣下の道、成程仰しやる通りで、主君を見離せと申した、この平次は馬鹿でございました」「解つてくれたか、平次」「この上は止め立てをいたしません。
— 十手の道 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「どうしたんだ、新夫婦が、これから兄貴に恩報じをしようという相談をしているよ」「思召しは有難いが、こんなやくざな野郎が居ちゃ眼障りだろう、――それに、あっしにしても、美しい新嫁振りを見せ付けられちゃ、たまらねえ、親分止め立ては殺生だぜ」 半蔵はこう言って、クルリと背を見せました。
— 殺され半蔵 『銭形平次捕物控』 青空文庫
妻には妻の道、母には母の道、臣下には臣下の道、なるほどおっしゃる通りで、主君を見離せと申した、この平次は馬鹿でございました」「解ってくれたか、平次」「この上は止め立てをいたしません。
— 十手の道 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「お延、わりゃあ何で男のすることを止め立てする」 と雨龍太郎はきっとして彼女を咎めた。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
だが空が和んで来て生毛のやうに柔く短く截れて降る春雨を傘に凌いで、内玄関から出て行くときには、桂子は均斉のとれた大柄な身体を、何の蟠りもなくすつくりと伸して、昼間は人目につくと云つて小布施を訪ねるのをとめだてするせん子を見返つて、「昼間堂々と行く方が、世間の噂に逆襲をして却つていゝんだよ」といつた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
」と先輩なり、友達なりが、とめだてするのを、香川氏は頭をふつて肯き入れなかつた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
「今さら何を言うんだ!」と激昂する彼を、周囲が必死に止め立てした。
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彼女が止め立てしなければ、事態はもっと深刻なことになっていただろう。
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むやみに止め立てするのではなく、まずは本人の言い分を聞くべきだ。
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