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船印

ふなじるし
名詞
1
標準
文例 · 用例
見ると、定紋のついた船印の旗を立てて、港の役人を乗せた船が外国船から漕ぎ帰って来た。
第一部上 夜明け前 青空文庫
その時、川口の方面から船印の旗を立てて進んで来る一|艘の川船が彼の目に映った。
第一部下 夜明け前 青空文庫
日本も交易御開きに相成り候わば、御国の船印諸州の港にて見知り候よう相成り申すべく候。
第二部上 夜明け前 青空文庫
帆先で、翻ると、それは鮮かに――単純ではあるが、単純ゆえに、他の船印よりも、目につくし、単純なものの力と、美しさとが、感じられた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
「兄上の、御発明の、あの日の丸の総船印が、日本の総船印として、定められたそうで、ござりませぬか」「うむ」「日章旗と、名づけて」「ふむ」 久光は、世継が、今日、殿中で決まったのに、いつもより、憂鬱な顔をしている斉彬の態度に、不安な影がさしてきた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
浜には、斉彬公の定めた、日の丸の船印の船が。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
その帆は紺と白とをあえまぜに竪の段ダラ形で、これが藩の船印の一ツになっていた。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
あの、十字の船印の附いた大帆前船を操ったすぱにゃあどが、自分らの鮮血と交換に黄金を奪りに海を越えた時代に相違ない。
血と砂の接吻 踊る地平線 青空文庫