二人前
ににんまえ
名詞-の形容詞
標準
for two people
文例 · 用例
此通の獻立二人前、明日の晝食に拵ふるやう、料理番に申置くべし、何かと心遣ひいたさせたり、休息せよ」とて下げられたりける。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
籠の中なる何某は出づるにも出でられず、命せに背かば御咎めあらむと、まじ/\として煙草を吸へば、幼君左右を顧み給ひ、「今こそ豫て申置たる二人前の料理持て參れ」と命ぜらる。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
その人は毛皮を一杯に着込んで、二人前の席をとり、アラスカ金の大きな指環をはめ、十連発のぴかぴかする素敵な鉄砲を持つていかにも元気さう、声もきつとよほどがらがらしてゐるにちがひないと思はれたのです。
— 宮沢賢治 『氷河鼠の毛皮』 青空文庫
人の靴のドロとっても一円にしかなれへんけど、掏摸はまるどりやさかいな」「ほな、掏摸になったらええなア」「…………」「兄ちゃん、掏摸になって、わいに兄ちゃんの靴みがかして、二人前の金払ってくれて、ハナヤおごってくれたら、ええなア。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
いくらお役人に頼まれていても、一人の人間から二人前のお金を取っていいことはあるまい。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
二人前とり寄せて、十一円十六銭。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
やがて日が暮れると、父は寄席へ出かけたが、しばらくすると近所の弁当屋から二人前の弁当を運んできたので、私は新次と二人でそれを食べながら新次にきけば、もう浜子は帰ってこないのだという。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
すぐに二人前の注文をした客とわかったのは普請中ほとんど休業同様にしているからであろう。
— 森鴎外 『普請中』 青空文庫
作例 · 標準
このコース料理は、二人前からの注文になります。
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「足りなかったら言ってね、これは二人前あるから。」と、彼は皿を差し出した。
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一人で食べるには多いけど、二人前ならちょうどいい量だ。
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