直立不動
ちょくりつふどう
名詞
標準
standing at attention
文例 · 用例
お前の窓枠の中では、人は直立不動になつて何かを待つたり、物思ひにふけつたりする。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『窓』 青空文庫
そうしてうやうやしく直立不動の姿勢を取り、それから両肩をすぼめておいて両方の手のひらをぱっと開いて前方に向け、首を傾けてじっと自分の顔を見つめるという表情法の実演をして見せてくれた。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
此の眞ツ赤な人體の模造と駢んで、綺麗に眞ツ白に晒された骸骨が巧く直立不動の姿勢になツてゐる。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
クラシズムの表現が欲するものは、何よりも骨骼のがっしりした、重量と安定のある、数学的|頑固を持った、言わば「物に動ぜぬ直立不動の精神」である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
」熊本君は、お金を受け取り、眼鏡の奥の小さい眼を精一ぱいに見開いて、直立不動の姿勢で言った。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
高橋君は、すぐ編輯長に呼ばれて、三時間、直立不動の姿勢でもって、説教きかされ、お説教中、五たび、六たび、編輯長をその場で殺そうと決意したそうでございます。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
直立不動の姿勢でもってそうお願いしてしまったので、商人、いいえ人違いですと鼻のさきで軽く掌を振る機会を失い、よし、ここは一番、そのくぼたとやらの先生に化けてやろうと、悪事の腹を据えたようである。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
春吉君は、がたっとこしかけをうしろへのけ、直立不動のしせいをとり、読本を持った手を、思いきり顔から遠くへはなした。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
作例 · 標準
先生の指示で、生徒たちは直立不動の姿勢を取った。
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彼は上司の前で直立不動で報告した。
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緊張のあまり、会議中ずっと直立不動で座っていた。
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