真の闇
しんのやみ
名詞
標準
pitch-darkness
文例 · 用例
それから一番奥の粗末な石の柱の向うは真の闇になつてゐる。
— DIE FLUCHT 『駆落』 青空文庫
しかし影は声もなく真の闇の中に消えてしまう。
— リルケ Rainer Maria Rilke 『白』 青空文庫
それゆえ、笠井さんは油断をせず、つっぱって、そろ、そろ、一寸ずつ真の闇の中を、油汗流して進むのである。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
あの独活の畑から杉林にさしかかるところ、それこそ真の闇で物凄かった。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
」と独言きながら奥に行くと、灯は消えて四辺は黒白も分かぬ真の闇だ。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
蝋燭は消えて真の闇となった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
加之も空屋と見えて、内は真の闇、鎮り返って物の音も聞えなかった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
況て鎖されたる家の内は殆ど真の闇であったが、彼は危くも吹き倒されんとする雪風を凌ぐ為に、兎も角も一歩踏み込もうとする途端に、内には怪しい唸声が断続に聞えた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
作例 · 標準
洞窟の奥深くは、懐中電灯がなければ真の闇だった。
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停電で街が真の闇に包まれ、不安が広がった。
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彼の心は、真の闇の中に閉じ込められているようだった。
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