性の区別
せいのくべつ
名詞
標準
distinction of the sexes
文例 · 用例
(一) 上品―下品とは価値判断に基づいた対自性の区別、すなわち物自身の品質上の区別である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
(三) 意気―野暮は異性的特殊性の公共圏内における価値判断に基づいた対自性の区別である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
その人たちは頭髪を見なければ両性の区別がつかなかった。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
誰が我々に男と女といふ性の区別を与へたのだらう、一つの谷を降りて行きます、この谷は二つのむかひ合つた側面をもつてゐる、一つは男の性の側面、一つは女の性の側面です。
— 詩集(12)その他の詩篇 『小熊秀雄全集-13』 青空文庫
運動の可能性、現実性、必然性の区別はかくの如くにして先ず与えられる。
— 戸坂潤 『エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説』 青空文庫
男女の性の区別はあっても、人としての価値は対等である。
— 与謝野晶子 『婦人と思想』 青空文庫
大正五年五月九日南洋旅行の途上、信濃丸船中にて新渡戸稲造第一章 男一匹神と獣類の間に立つ人 外国語では人という名詞をただちに男に代用するが、わが国において人というのは西洋のいわゆるペルソン(人格)を指し、ただちに性の区別をいいあらわさない。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
けだしハシタという言葉そのものに本来男女の性の区別はないのであったが、同じ意味の語を男性にはチュウゲン(中間または仲間)と音読することがふさわしく、女性にはハシタと訓読することの優しく耳に響くので、自然にこの別をなすに至ったものであろう。
— 喜田貞吉 『間人考』 青空文庫
作例 · 標準
「わが社では採用において、性の区別なく個人の能力のみを重視しています」
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最近のトイレの表記は、性の区別を問わないジェンダーフリーなものが増えている。
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文法において性の区別が存在する言語を学ぶのは、日本人にとって難しい。
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