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稲葉

いなば
名詞
1
標準
文例 · 用例
今朝、号外に腹が痛んだで、稲葉丸さ号外になまけただが、直きまた号外に治っただよ。
泉鏡花 海異記 青空文庫
お邸は大尽の、稲葉様の内だって、お小間づかいなんだもの、引摺ってなんぞいるものかね。
泉鏡花 海異記 青空文庫
奴は遊び過ぎた黄昏の、鴉の鳴くのをきょろきょろ聞いて、浮足に目も上つき、「姉さん、稲葉丸は今日さ日帰りだっぺいか。
泉鏡花 海異記 青空文庫
良人が乗った稲葉丸は、その下あたりを幽な横雲。
泉鏡花 海異記 青空文庫
洪水には荒れても、稲葉の色、青菜の影ばかりはあろうと思うのに、あの勝山とは、まるで方角が違うものを、右も左も、泥の乾いた煙草畑で、喘ぐ息さえ舌に辛い。
泉鏡花 栃の実 青空文庫
厚紙もて烏帽子を作りて被り、払を腰に挿したるもの、顱巻をしたるもの、十手を携えたるもの、物干棹を荷えるものなど、五三人左右に引着けて、渠は常に宮の階の正面に身構えつ、稲葉太郎|荒象園の鬼門なりと名告りたり。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
仙冠者は稲葉なにがしの弟にて、魔術をよくし、空中を飛行せしとや。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
」 手下四五人、稲葉太郎荒象園の鬼門彼処に有りて威を恣にす。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫