包み紙
つつみがみ
名詞
標準
wrapping paper
文例 · 用例
何かの、パンだとか、魚の切身だとか、巴焼だとかの包み紙の、古新聞が、風に捲かれて、人気の薄い街を駆け抜けた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
地図を読む事を知らない人にはせっかくのこの地形図も反古同様でなければ何かの包み紙になるくらいである。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
小さなバスケットや信玄袋の中から取り出した残りものの塩せんべいやサンドウイッチを片付けていた生徒たちの一人が、そういうものの包み紙を細かく引き裂いては窓から飛ばせ始めると、風下の窓から手を出してそれを取ろうとするものが幾人も出て来た。
— 寺田寅彦 『写生紀行』 青空文庫
そうすると、ちょうど荷物の包み紙になっていた反古同様の歌麿や広重が一躍高貴な美術品に変化したと同様の現象を呈するかもしれない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
(供の士、蓮月より包み紙を受け取り陶器を包み堤げられるようにくくる。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
定基は其筺を開いて鏡を見ようとすると、其包み紙の萎えたるに筆のあとも薄く、「今日のみと見るになみだのます鏡なれにし影を人にかたるな」と書いてあった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
小僧がそれを包み紙で包むのを待っている間に、木之助の心は後悔の念に噛まれはじめた。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
一握り取り出して包み紙の上に並べて点検しながらも、これはなんだろうと考えていた。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
作例 · 標準
プレゼントを可愛い包み紙で丁寧にラッピングした。
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スーパーで買ったパンは、シンプルな包み紙に入っていた。
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古いアルバムから、幼い頃に書いた絵の包み紙が出てきた。
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