振り子
ふりこ異読 しんし
名詞多音語頻度ランク #28244 · 青空 50 例
標準
pendulum
文例 · 用例
振り子のごとき週期的の運動に対する触感と自分の脈搏とを比較して振動の等時性というような事を考え時計を組み立てる事は可能であるかもしれぬ。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
それでヘディンは、タリムの下流は約千五百年の週期で振り子のように南北に振動し変位し従って振り子の球に当たるロプ・ノールも南北に転位するであろうと想像した。
— 寺田寅彦 『ロプ・ノールその他』 青空文庫
もしかりに宇宙間にただ一つ、摩擦のない振り子があって、これを不老不死の仙人が見ている、そして根気よく振動を数えているとすればどうであろう。
— 寺田寅彦 『時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ』 青空文庫
前にあげたような、仙人と振り子とだけの簡単な世界では、可逆な「時」が可能であるが、吾人の宇宙はある意味で分子的混乱系である。
— 寺田寅彦 『時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ』 青空文庫
現在の「秒」はメートル制の採用と振り子の使用との結合から生まれた偶然の産物であるが、このだいたいの大いさの次序を制定したものはやはり人体の週期であるという事はほとんどたしからしく自分には思われる。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
その正面の青じろい時計はかっきり第二時を示し、風もなくなり汽車もうごかず、しずかなしずかな野原のなかにその振り子はカチッカチッと正しく時を刻んでいくのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
そしてまったくその振り子の音のたえまを遠くの遠くの野原のはてから、かすかなかすかな旋律が糸のように流れて来るのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
次には火薬の燃焼がはじまって小さな炎が牡丹の花弁のように放出され、その反動で全体は振り子のように揺動する。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
作例 · 標準
古い柱時計の真鍮製の振り子が、一定のリズムで左右に揺れている。
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催眠術師が患者の目の前で、五円玉を結びつけた振り子を静かに揺らした。
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この理科の実験では、振り子の長さと周期の関係をストップウォッチで測定する。
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